消し炭
けしずみ
名詞
標準
partly burned charcoal
文例 · 用例
蛇でもいもりでも焼いてしまえば結局炭と若干の灰分とになってしまうのだから、黒焼きがきくものなら消し炭を食ってもきくわけだ、とざっとこういうふうに簡単に結論を下してしまう。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
すると三郎は、どこから出したか小さな消し炭で雑記帳の上へがりがりと大きく運算していたのです。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
そのかわりひるすぎには、ブドリはネリといっしょに、森じゅうの木の幹に、赤い粘土や消し炭で、木の名を書いてあるいたり、高く歌ったりしました。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
十|燭の電燈に照らされた板張りの上の小さな火鉢に、消し炭が一パイに盛られている傍に、男と女が寄り添うようにして跼まって、濡れくたれた着物の袖を焙っている。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
煙草の火はねえかえ」 お冬は気がついたように立ち上がって、煙草盆に消し炭の火を入れて来ると、源蔵は腰から筒ざしの煙草入れを取り出して、一服|喫いはじめた。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
十二 お作は妙におどついて、にわかに台所から消し炭を持って来て、星のような炭団の火を拾いあげては、折々新吉の顔色を候っていた。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
傍にお庄兄弟が、消し炭の火を吹きながら玉蜀黍を炙っていた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
……けどもな、あの穴へ手を入れると、あの時に燒けたのが消し炭になつてゐて、黒う手に附きまツせ。
— 上司小劍 『東光院』 青空文庫
作例 · 標準
バーベキューの後、消し炭をきちんと処理した。
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囲炉裏の縁には、昨夜の消し炭が残っていた。
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消し炭を火鉢に入れ、暖を取る。
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標準
servant boy at a brothel or teahouse
作例 · 標準
廓では、若い消し炭が忙しく立ち働いていた。
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彼はかつて、吉原の消し炭として働いていたそうだ。
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消し炭は、客の世話や使い走りをしていた。
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