本教
ほんきょう
名詞
標準
文例 · 用例
大本教主の頭髪剃り落した姿よりも、さらに一層、みるみる矮小化せむこと必せり、 学問の過尊をやめよ。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
僕は、君が僕に献身的に奉仕しなければもう船橋の大本教に行かぬつもりだ。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
戯れにいろは教うればいろはを覚え、戯れに読本教うればその一節二節を暗誦し、小供らの歌聞きてまた歌い、笑い語り戯れて、世の常の子と変わらざりき。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
先ず予め茲で述べなければならないことは前論士は要するに仏教特に腐敗せる日本教権に対して一種|骨董的好奇心を有するだけで決して仏弟子でもなく仏教徒でもないということであります。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
ある者は私をデカダンだと言い、ある者は大本教を信じているらしいと言った。
— 織田作之助 『髪』 青空文庫
まず日本でいえば大本教の出口王仁三郎などは、少数の予言狂、予言魔のうちの一人であろう。
— 織田作之助 『終戦前後』 青空文庫
ただこのごろの新聞紙上をにぎわすようないろいろの不祥な社会的現象は、それが大本教事件でも宝塚事件でも、すべてが直接これらの事件とはなんの関係もない南海の村落でこの「ナンモンデー」の廃止された事とどこかで連関していて、むしろそれの当然の帰結であるような気がする。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
最初に、ミッシネー・トラー経典(十四巻の猶太教基本教典)中にある、イスラエル王サウルの娘ミカル(註)の故事――から始めて、しだいに現代に下り、猶太人街内に組織されている長老組織(同種族犯罪者庇護のために、証拠堙滅相互扶助的虚言をもってする長老組織)にまで及んだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫