人情話
にんじょうばなし
名詞
標準
story about human nature or emotions (esp. rakugo)
文例 · 用例
燕枝の人情話で、名題は『島千鳥沖津白浪』といった筈です。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
「わたくしは妙な人間で、江戸時代の若いときから寄席の落語や人情話よりも講釈の修羅場の方がおもしろいという質で、商売柄にも似合わないとみんなに笑われたもんですよ。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
ここに語るのは後者の人情話一派である。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
人情話の畑では前記の円朝、燕枝、柳桜が代表的の落語家と認められている。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
もし人情話も落語の一種であるというならば、円朝の話し口は少しく勝手違いの感があるべきであるが、自然に聴衆を惹き付けて、常に一時間内外の長丁場をツナギ続けたのは、確かにその話術の妙に因るのであった。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
しかも明治以後の彼は芝居話を廃して人情話を専門とし、一般聴衆ばかりでなく、知識階級のあいだにも其の技倆を認めらるるに至ったのである。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
後日の参考に書き留めて置いたのであろうが、円朝ほどの落語家となれば、一編の人情話を創作するにも、これだけの準備をしている。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
たとい越後善吉があるにしても、斎藤内蔵之助があるにしても、それだけの粉本では十五席の長い人情話は出来あがらない。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
作例 · 標準
祖父はいつも、昔ながらの人情話を聞かせてくれた。
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寄席で聞いた落語の人情話に、観客は皆涙していた。
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心温まる人情話は、疲れた心を癒してくれる。
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