常しえ
とこしえ
名詞名詞-の形容詞形容動詞頻度ランク #7699 · 青空 0 例
標準
eternity
文例 · 用例
その間にあって我々ばかり、以前ならばどうにか活溌な生活を続け得たものだが、今のようなあいの子の服装が癖になってしまっては、折角永い年月ゆかしがっていた常夏の国へ行きながら、常しえの夏まけをしなければならぬ結果を見るかも知らぬ。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
遺体回収の試みもまったく甲斐なく、現地、水が渦巻き泡が波立つ恐ろしい大釜の深い底で、当世最凶の犯罪者と当代第一の法の守り手は、今もとこしえに横たわっているものと思われる。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫
――そして、濃い、暗澹とした果てしのない雲が、とこしえにお前の希望と天国とのあいだにかかっているのではないか?
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
一面ゆれて――そのかぐわしい葉先からとこしえの雫が露と落ちる。
— エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 『ポオ異界詩集』 青空文庫
大きな月が幾つもそこでは満ち欠け――くり――かえし――くりかえし――夜のひと刹那ごと――とこしえに変転する地――そこでは星影さえも消えてしまう青白い顔した月たちの吐く息のために。
— エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 『ポオ異界詩集』 青空文庫
かたや騒霊じみた急流よろしく 光薄れた大扉を抜けておぞましき大群がとこしえに走り回り、 響く笑い声――だが笑顔はもうない。
— エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 『ポオ異界詩集』 青空文庫
信西入道からかの殿に申し勧めて、玉藻をまず関白殿の屋形から遠ざけ、さてその上で悪魔調伏の秘法を行ない、とこしえに禍いの種を八万奈落の底に封じ籠めてしまわねばならぬ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
主人の霊を地獄より救い出してとこしえの平和を恵みたまえ。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
作例 · 標準
この森の静寂が、常しえに続くことを願わずにはいられない。
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愛し合う二人は、常しえの別れを惜しむようにいつまでも手を握り合っていた。
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たとえ形あるものが滅びても、彼の魂は常しえの安らぎを得るだろう。
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