細か
こまか
形容動詞頻度ランク #9088 · 青空 954 例
標準
small
文例 · 用例
その手クビは細かつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
それから往復の電車賃を差引くと、やつと五等の入場料が残るだけで心細かつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
叫びとそれの当の対象との関係がより細かに知られるに従つて益々外的となる。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな暖かや蕊に臘ぬる造り花臘梅や雪うち透かす枝のたけ「蝶の舌」の句は、ゼンマイに似ているといふ目付け所が山であり、比喩の奇警にして観察の細かいところに作者の味噌があるのだらうが、結果はそれだけの機智であつて、本質的に何の俳味も詩情もない、単なる才気だけの作品である。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
次の二つの句もやはり同じやうに観察の細かさと技巧の凝り性を衒つた句で、末梢神経的な先鋭さはあるとしても、ポエヂイとしての真実な本質性がなく、やはり頭脳と才気と工夫だけで造花的に作つた句である。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
霧のように細かな雨が降っている。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
私自身、侘びしさに負けさうで、心細かつたからでもある。
— 太宰治 『當選の日』 青空文庫
つまらない事を、細かく覚えていたりしたあね。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
作例 · 標準
砂浜には、波に洗われて丸くなった細かな貝殻が散らばっている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
工芸品の表面には、肉眼では見落としてしまいそうなほど細かな細工が施されていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
この布地は目が非常に細かいため、風を一切通さず冬場でも温かい。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview