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滋潤

じじゅん
名詞
1
標準
文例 · 用例
たとえば薬品にて「モルヒネ」は劇剤にして、肝油・鉄剤は尋常の強壮滋潤薬なり。
福沢諭吉 政事と教育と分離すべし 青空文庫
然るにその医師が劇痛に投ずるに「モルヒネ」をもってするのみならず、患者の平生に持張して徐々に用うべき肝油・鉄剤をも、その処方を改めて鎮痛即効の物にかえんとするときは、強壮滋潤の目的を達すること能わずして、かえって鎮痛療法の過激なるに失し、全体の生力を損ずることあるべし。
福沢諭吉 政事と教育と分離すべし 青空文庫
この薬剤にして、よくこの効を奏すべきか、もしも然らしめんとするには、まずこの薬に配合するに他の薬物をもってし、その性質を変化せしむることなれば、徐々たる滋潤強壮の効力は失い尽さざるをえず。
福沢諭吉 政事と教育と分離すべし 青空文庫
それはわずかな断面にでも表現されている内容的な筆力、墨色の滋潤、動かすことの出来ない事実の存在である。
北大路魯山人 鑑賞力なくして習字する勿れ 青空文庫
紙は私達に清浄の教へを垂れ、滋潤の徳を示してくれる。
柳宗悦 和紙の教へ 青空文庫
されば工藝は情趣の世界、滋潤とか親和とかがその心である。
柳宗悦 工藝の道 青空文庫
されば工藝は情趣の世界、滋潤とか、親和とかがその心である。
柳宗悦 民藝四十年 青空文庫