木の芽時
このめどき異読 きのめどき
表現
標準
early spring
文例 · 用例
やたらにわしをいぢくり廻さないでゐる者が、わしを助ける名醫だ」木の芽どき 木の芽時である。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
木の芽時といって、私のようなからだには、入梅頃から新緑へかけての気候が一番いけないのですが、どうやらその時季も無事に通り越して、待ち切っていた夏休暇も迎えることができました。
— 橘外男 『墓が呼んでいる』 青空文庫
そしてやがて春ともなると、木の芽時のほの赤い樹々のあいだに、白くみえるのは、残雪ではない。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
そして、ふたたび草鞋の緒を結ぶと、足を、河内路へ向けて、二月末の木の芽時を楽しむように、飄々と、袂を東風にふかせてゆく。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
三界のほこりや芥の大河も遠く霞の下に眺められ、叡山の法燈鳥語もまだ寒い木の芽時を――ここ無動寺の林泉は寂として、雲の去来のうえにあった。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
木の芽時になると、心身のバランスを崩しやすいと言われているので、意識的に休息を取るようにしています。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
寒さが和らぎ、植物が芽吹き始める木の芽時は、新しいことを始めたくなる不思議なエネルギーに満ちている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
木の芽時に吹く暖かな風を感じながら散歩をすると、冬の間眠っていた感覚が呼び覚まされるようだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview