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棟木

むなぎ
名詞
1
標準
ridgepole
文例 · 用例
追掛けるのか、逃廻るのか、どたばた跳飛ぶ内、ドンドンドンドンと天井を下から上へ打抜くと、がらがらと棟木が外れる、戸障子が鳴響く、地震だ、と突伏したが、それなり寂として、静になって、風の音もしなくなりました。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
山伏の首が、高く、鎖した門を、上から俯向いて見込む時、小法師の姿は、ひよいと飛んで、棟木に蹲んだ。
泉鏡花 妖魔の辻占 青空文庫
わたしの書斎は、大鯨の肋骨のやうな棟木が露はな屋根裏の二階であつた。
牧野信一 幽霊の出る宮殿 青空文庫
折節年末の煤払いして屋根裏を改めると、棟木の間より杉原紙の一包みを捜し出し、見るにかの年玉金なり。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
朦々と白い煙の立罩めた中に柱や棟木が重なって倒れ、真黒或は半焦になった材木の下に積重なった書籍が原形のまゝ黒焦げとなって、風に煽られる度に焼けた頁をヒラ/\と飛ばしていた。
内田魯庵 灰燼十万巻(丸善炎上の記) 青空文庫
焼けた材木を伝い、焼落ちた屋根の亜鉛板を踏んで、美術書の陳んでいた辺へ行くと、一列のフォリオ形の美術書が奇麗に頭を揃えて建てたなりに、丁度一本の棟木のように真黒けにソックリ其儘原形を残して焼けていた。
内田魯庵 灰燼十万巻(丸善炎上の記) 青空文庫
数十部の画帙画套が恰も一本の棟木のように一つに固まって真黒に焼けて了った。
内田魯庵 灰燼十万巻(丸善炎上の記) 青空文庫
さうしてかくれんぼの息をひそめて、仲のいい女の兒と、とある隅の壁の方に肩を小さくして探し手を待つてゐる間に、しばしば埋もれた鶩の卵を見つけ出し、さうして棟木のかげからぬるぬると匍ひ下る青大將のあの凄い皮肉な晝の眼つきを恐れた。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
作例 · 標準
今日は上棟式で、家の骨組みの最後を締めくくる大切な棟木を上げる儀式が行われた。
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この古民家の屋根裏を覗くと、太くて頑丈な松の木が棟木として使われているのが分かる。
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棟木に記された墨書の内容から、この建物が江戸時代末期に建てられたことが判明した。
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