町工場
まちこうば異読 まちこうじょう
名詞
標準
small factory in town
文例 · 用例
その頃、小っぽけな電球の町工場をもっている松田という男に、口金代百円許り貸していて、抵当に電球三千個とっていた。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
彼は、自分の姓が松田というところから、自分の製品にマツダ電球というマークをつけていたが、本物のマツダランプは一流品で、町工場の製品が一個十銭とすれば、少くとも一個三十銭の価値がある。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
父はコベントリで小さな町工場を持ちまして、自転車発明の当時にそこを大きくしました。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
八時に会う場所は表の電車路を一つ裏道に入った町工場の沢山並んでいるところだった。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
まだ試作というべき作品であるが、「町工場」は、へんに凄んだり力んだりしたところのない勤労者のこころもちで、小さい町工場での若い勤労者の生活と、そこにいる気のよい、しかし古くさく自分の貧乏を体裁でごまかしている先輩とのいきさつを描いていた。
— ――小沢清の「軍服」について―― 『小説と現実』 青空文庫
「町工場」という小説は、たとえていえば板塀にある節穴から、街頭をのぞいているようなもので、小さい穴からでも目の前を動いてゆく光景のうつりかわりはよく見えた。
— ――小沢清の「軍服」について―― 『小説と現実』 青空文庫
またこの四号には、小沢清という人の「町工場」という小説がのりました。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
町工場につとめる若い勤労者としての主人公をとおして作者が社会を感じている人間としての感覚は、けっして荒っぽくありません。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
作例 · 標準
この小さな部品は、町工場で手作りされている。
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彼の父親は、昔から町工場を経営している。
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町工場ならではの技術力が、高品質な製品を生み出す。
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