お出来
おでき
名詞
標準
boil
文例 · 用例
「今朝もMのおつ父さんに会つたがね、あれはお前が入学当時の成績のことを思つて、あなたのお子さんはよくお出来でつて挨拶をしたが私は冷汗が出た。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
第一危険な爆薬なんかお持ちになって、内地を脱け出すようなことがお出来になりまして?
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
さう思つて諦められてですな、ゆつくりした気持でゐられゝば一日でも長く生きてゐられることがお出来なるのです。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
話をわきへずらそうと、青天白日に身構えつつ、「歌がお出来なさいましたか。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
」「それでも新しい方がお出来になればいいでせう。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
下方もお出来なすって、……貴方お聞きなさいよ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
その平扁味な処が、恰好よく乗りますから、二つかさねて、お持仏なり、神棚へなり、お祭りになりますと、子の無い方が、いや、もう、年子にお出来なさりますと、申しますので。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
よしやあなたが主御自身であっても、わたくしを元へお帰しなさる事はお出来になりますまい。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫