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時を刻む

ときをきざむ
表現動詞-五段-マ行
1
標準
to mark the passage of time
文例 · 用例
そして花片の散り落ちるように、また漏刻の時を刻むように羯鼓の音が点々を打って行くのである。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
家内ひっそりと、八角時計の時を刻む音ばかり外は物すごき風狂えり。
国木田独歩 置土産 青空文庫
室が寂然してゐるので、時計の時を刻む音が自分の脈膊と巧く拍子を取つてハツキリ胸に通ふ。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
前からある時計もチクチク鈍い音で時を刻むで、以前は無かツた月琴の三挺も壁にかゝツてゐた。
三島霜川 昔の女 青空文庫
もう大分夜も更けたと見えて、そのザワ/\といふ淋しい音の外には、カミン爐の上の置時計の時を刻むチクタクが聞える許り、先刻まで聞えてゐたやうだつたミシン機の音さへ止んでゐるのは、目を覺ました子に添乳して妻のそれなり眠入つたのでもあらう。
石川啄木 新しい歌の味ひ 青空文庫
それに、時を刻むセコンドの音がたえず聞こえて、なんだかそれが伴侶のように思われる。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
罌粟粒よりも微小な鉛色の火薬が、砂時計が時を刻むように乳白の電球の中へさらさらと流れ込んだ。
小酒井不木 鼻に基く殺人 青空文庫
以前の住居から持って来た古い柱時計の時を刻む音が際立って岸本の耳に聞えた。
島崎藤村 新生 青空文庫
作例 · 標準
大時計が静かに時を刻んでいる
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彼の人生は、苦労と喜びの時を刻んできた。
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恋人たちは、二人だけの特別な時間を刻んでいた。
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