胸黒
むなぐろ異読 ムナグロ
名詞
標準
Pacific golden plover (Pluvialis fulva)
文例 · 用例
しかし「胸黒じゃ」などと彼は独り合点をしているのである。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
同時にばたばたと飛び立った胸黒はちょうど真上に覆いかかった網の真唯中に衝突した、と思うともう網と一緒にばさりと刈田の上に落ちかかって、哀れな罪なき囚人はもはや絶体絶命の無効な努力で羽搏いているのである。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
これが手始めでそれからは取るは取るは、少しの間に五羽、外に小胸黒を一羽取った。
— 寺田寅彦 『鴫つき』 青空文庫
急いで峠を下った所は袋田の村であったが、深い谷間を想像していた私はオヤと思った、谷はここに開けて水田がある、稲を刈り取った跡には、胸黒らしい十五、六羽の鳥があちこちで餌をあさっている、田の中には新築して未だ完成しない家があった、少しも農家らしくない。
— 木暮理太郎 『四十年前の袋田の瀑』 青空文庫
作例 · 標準
秋の干潟で、忙しなく餌を探しているムナグロの群れを双眼鏡でじっくりと観察した。
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ムナグロは渡り鳥として知られ、はるか遠いシベリアから日本を通過して南下する。
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夏羽になると、その名前の通り胸から腹にかけて黒い羽根が広がるのがムナグロの特徴だ。
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