毒矢
どくや
名詞
標準
poisoned arrow (dart)
文例 · 用例
薄暗い低林の間の、アイノが毒矢にぬるブシ(とりかぶと)が立ち並んだ道路に進み、屡々小川を渡る度毎に、おやぢが出はしまいかと心配した。
— 岩野泡鳴 『日高十勝の記憶』 青空文庫
骸骨の塔の高さを誇る鼻の種族は、敵を見る事草木の如き剽悍無残の鼻を真っ先に立てて、毒矢毒槍を揮いました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
あなたが弓矢を善くするのを存じて居りますので、どうぞ毒矢をもってかれを射殺して、われわれの患いを除いて下されば、かならず御恩報じをいたします」 象もまた地にひざまずいて、涙を雨のごとくに流した。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
故に友の毒矢は彼を怒らせない。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
例へば自分の胸に打ちつける矢の種類だつて、せいぜい二三種しか持ち合せないからね、加けに一度使用した矢は、二度目には役にたゝないぢやないか、最後の毒矢を放つて打ち倒れてしまへば寧ろ幸福かね。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
悪魔は、その最後の毒矢を、もう既に放っていたのだった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
寄ってはならぬとおっしゃるならば、いかにも手を引きましょうよ」 あっさりいってのけると、いいつつ、じろりとあの鋭いまなこを注いで、半弓に用いた毒矢を遠くから烱々と見ながめていましたが、それさえ検分すればもうじゅうぶんというように、さっさと向こう横町まで引きあげていくと、疾風迅雷の命令一下――。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
あの毒矢を見て、ちゃんともうりっぱな眼がついてるんだッ。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
古代の狩人は、獲物を仕留めるために毒矢を用いた。
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映画の中で、敵はひそかに毒矢を放った。
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毒矢が命中した獲物は、すぐに動きを止めた。
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ウィキペディア
毒矢(どくや)は、鏃(やじり)に様々な種類の毒素を塗りつけ、殺傷力を高めた矢の総称。弓矢を基本とするが、吹き矢・銛・槍などの射撃・投擲武器にも、毒を塗り使用する場合がある。また、これらの武器に塗布して使用される毒素は矢毒(やどく)と総称される。
出典: 毒矢 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0