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開通式

かいつうしき
名詞
1
標準
formal opening (e.g. of a railway, road, etc.)
文例 · 用例
その開通式の日にわざわざ乗りに行った人の話である。
寺田寅彦 猫の穴掘り 青空文庫
……まず、開通式といった日に、ここの村長――唯今でも存命で居ります――年を取ったのが、大勢と、村口に客の歓迎に出ておりました。
泉鏡花 半島一奇抄 青空文庫
千五百名の邦人労働者のうち六百名を超える犠牲者があったと、開通式の日に生き残った者は全部泣き、白人・比律賓人・支那人たちが三年の日数と七十万ドルの金を使ってもなお一キロの開鑿も出来なかった難工事を、われわれ日本人の手で成しとげたのだという誇りはあっても、喜びはなかった。
織田作之助 わが町 青空文庫
満二歳の時に見た博多駅の開通式の光景を故老に話し、その夜が満月であったと断言して、人を驚かした事がある位だから……。
夢野久作 父杉山茂丸を語る 青空文庫
温泉もここだけで百二十もあります」 こう云ってからヨハンは、橋の袂に蹲っている大きな獅子の彫刻を指差し、この口を開けた獅子に舌のないことを云ってから、橋の開通式に見物が押しかけたとき、「みなのものはこの獅子には舌がないと云って、笑いました。
横光利一 罌粟の中 青空文庫
「トウベツの連中は待ち兼ねておりましょうぞ、今日が待ちこがれた開通式でござる故、無理もないことじゃが、おかげで空も秋晴れのすがすがしさ――おめでたいことでございます」「おめでたいことでございます」 おうむ返しにそう云って阿賀妻はそこの切株に腰をおろしてしまった。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
二「北海道十勝の池田駅で乗換えた汽車は、秋雨寂しい利別川の谷を北へ北へまた北へ北へと駛って、夕の四時|別まで開通した開通式の翌々日である。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
当分は別まで開通した其開通式に赴くのである。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫