細腕
ほそうで
名詞
標準
thin arm
文例 · 用例
六 銀子はクリスチャンであったその家庭で日常を躾けられ、多勢の兄弟子に交じって、皮を裁つことや縫うことを覚え、間もなく手間賃をもらい、家の暮しを助けることができたが、やがて彼女の細腕では持ちきれない時が来た。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
何、こそこそと、鼠あるきに、行燈形の小な切籠燈の、就中、安価なのを一枚細腕で引いて、梯子段の片暗がりを忍ぶように、この磴を隅の方から上って来た。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
さては、この新築の旅店も、老婆の細腕にてつくりたるか。
— 大町桂月 『足柄の山水』 青空文庫
その時君はどうなったんだね」「父と別れて母に引きとられました」「ふむ、それでそれからはずっと母の細腕一本に育て上げられたというわけだね」「ところがそうじゃないんです。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
初代さんはけれど、父に死なれ、小さい妹をかかえている母の細腕にたよって上の学校でもあるまいと、自分で自分を支える生活を求めた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
――しかし父が鉱山に失敗してからはずうつと僕の細腕の厄介者ですよ。
— 島田清次郎 『二人の男』 青空文庫
ややあれば黒鐵の戸の隙すきて物こそ見ゆれ、立ちつくす女人二人細腕あげて、此時そぞろかに、誘はれよれば、こは昔、宴樂のゆふべ、霞|焚きし瑪瑙の香爐。
— 蒲原有明 『春鳥集』 青空文庫
彼の細腕は、五十キロもあろうと思われるその重い鉢植を軽々ともちあげて、頭上にふりかぶろうという気勢を示した。
— 海野十三 『ゴールデン・バット事件』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は一見すると華奢な細腕だが、厨房では大きな鍋を軽々と操り、次々と料理を仕上げていく。
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女手一つ、その細腕で3人の子供を立派に大学まで卒業させた母を、私は心から尊敬している。
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そんな細腕で重いハンマーを力強く振り下ろす彼女の姿に、現場の男たちも一目置いている。
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標準
slender means
作例 · 標準
彼は若くして細腕で会社を立ち上げたが、斬新なアイデアで瞬く間に業界の注目を集める存在となった。
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「私のような細腕では力不足かもしれませんが、精一杯お役に立てるよう努める所存です」
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蓄えもほとんどない細腕の身ではあったが、彼女は自分の夢を叶えるために単身フランスへ渡った。
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