猿面
さるめん
名詞
標準
ape mask
文例 · 用例
一方は下賤から身を起して、人品あがらず、それこそ猿面の痩せた小男で、学問も何も無くて、そのくせ豪放|絢爛たる建築美術を興して桃山時代の栄華を現出させた人だが、一方はかなり裕福の家から出て、かっぷくも堂々たる美丈夫で、学問も充分、そのひとが草の庵のわびの世界で対抗したのだから面白いのだよ。
— 太宰治 『庭』 青空文庫
」と、おとなしいお嫂さんも、さすがに我慢できなかったのでしょう、拝むようにして兄さんにたのんで、とにかくそれだけは撤回させてもらいましたが、兄さんのお写真なんかを眺めていたら、猿面冠者みたいな赤ちゃんが生れるに違いない。
— 太宰治 『雪の夜の話』 青空文庫
男は書きかけの原稿用紙に眼を落してしばらく考へてから、題を猿面冠者とした。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
男は書きかけの原稿用紙に眼を落してしばらく考えてから、題を猿面冠者とした。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
金の千成瓢箪に又一ツ大きな瓢箪が添わるものだろうか、それとも北条氏|三鱗の旗が霊光を放つことであろうか、猿面冠者の軍略兵気が真実其実力で天下を取るべきものか。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
金七が還っての報告によると、猿面冠者の北条攻めの有様は尋常一様、武勇一点張りのものでは無い、其大軍といい、一般方針といい、それから又千軍万馬往来の諸雄将の勇威と云い、大剛の士、覚えの兵等の猛勇で功者な事と云い、北条方にも勇士猛卒十八万余を蓄わえて居るとは云え、到底関白を敵として勝味は無い。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
北条も此方に対しては北条|陸奥守氏輝が後藤基信に好みを通じて以来仲を好くしている、猿面冠者を敵にして立上るなら北条の亡ぼされぬ前に一日も早く上州野州武州と切って出て北条に勢援すべきだが、仙道諸将とは予てよりの深仇宿敵であり、北条の手足を※ぐ為に出て居る秀吉方諸将の手並の程も詳しく承知しては居ぬ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
猿面冠者も独眼竜も立派な好漢だ、ケチビンタな蜆ッ貝野郎ではない。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
作例 · 標準
民族芸能で、演者が猿面を被って登場した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
お祭りの出店で、子供向けの猿面が売られていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
部屋の壁に、収集した様々な猿面が飾られている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
標準
ape-like face
作例 · 標準
彼はひどく疲れて、まるで猿面のような顔で電車に揺られていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
昔話に出てくる鬼は、恐ろしい猿面で子供たちを怖がらせた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼女の描く動物のイラストは、どれも愛嬌のある猿面が特徴だ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash