居づらい
いづらい
表現形容詞
標準
difficult to be (in a place)
文例 · 用例
わたくしは、この部屋にもこれ以上居づらい気がしましたし、うっかりすると、おきみにまた来られそうなので、急いで勘定を済して立上り、「出て、そこいらを少し散歩しましょう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
一年あまりの郷里滯在中は初めから終りまで私にとつては居づらい苦しい事ばかりであつた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
おッ母さんはただあの事が深田へ知れては、お前も居づらいはずだと思うたに、今の話ではお前の方から厭になったというのだね。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
「どうかして都合してやらないと、わたしも義理が悪いし、お光も居づらいだろうと思っているのだが、どうもその十両の工面ができないので困っている」 顔を陰らせて八橋も聴いていたが、金の話になって彼女は案外にたやすく受け合った。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
この分ならばちっとも居づらいことはない。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
せつの結婚の日が定ったからであるが、新しい婿を自分が取りもったとはいえ、戦死の子と結ばるべき縁だったせつ子であれば、浮き足だった喜びに満ちている久左衛門の家には居づらいらしく、暇を見ては生家の参右衛門の炉端へ来て、愚痴をこぼしている。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
勝美もミドリも類の少い美人であるから婚家に当り前に暮していられるが、さもなければ肩身がせまくて婚家に居づらいに相違ない。
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
季子はどうして姉の家にいるのがいやなのか、自分ながらその心持がわからなかったのであるが、日数のたつに従い、静に考えて見ると、姉の家が居づらいのではなくて、それは別の事から起って来る感情の為である事に心づいて来た。
— 永井荷風 『或夜』 青空文庫
作例 · 標準
皆が盛り上がっている中、一人だけ話せず居づらかった。
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上司に叱られた後、オフィスに居づらい雰囲気が漂った。
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「ちょっと、この状況、私には居づらいな…。」と彼女は耳元で囁いた。
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