稲魂
うかのみたま異読 うかたま・うけのみたま
名詞多音語
標準
god of food (esp. of rice)
文例 · 用例
天照皇大神を中心にして、穀菽の守護神である倉稲魂神、林野の守護神である大山祗神、勇武征戦の守護として志波彦大神、建御雷神、経津主神を奉斎したのであった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
悠紀・主基の国々の威霊なる稲魂が御躬に鎮る為に、風俗を奏するのを思へば、東人の荷前の初穂を献るに、東ぶりの歌舞が行はれなかつたと考へるのは、寧不自然である。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫
うかのみたまを表すのに稲魂の字を以てするのも、此消息を示して居る。
— 魂と姿との関係 『小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)』 青空文庫
此稲魂の事をば、うかのみたまといふ。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
されど私の考では之は阿賀川であって、宇賀又は遠賀の川の意であったのが転じて阿賀となり赤となったもの、即ち倉稲魂神を祭った大社が傍にあった為の名に外ならない。
— 木暮理太郎 『二、三の山名について』 青空文庫
遠賀神社の祭神は倉稲魂神でなければならぬから、土俗稲荷大明神の社なりと唱えていたということは、古伝を忠実に保存していたもので、この稲荷社が式内の遠賀神社たることを証するものである。
— 木暮理太郎 『二、三の山名について』 青空文庫
祭神は倉稲魂神となっているが、之は式内社の伊波神社に詣ずる人が多くなるに連れて、祭神もいつしか倉稲魂神となり、イチハノ神は忘られ、唯社名に存するのみとなったものではあるまいか。
— 木暮理太郎 『二、三の山名について』 青空文庫
大物忌神社の祭神までが同じく倉稲魂神と変ったのも、一方に於ては平野の開拓が次第に進捗したことの傍証ともなる訳である。
— 木暮理太郎 『二、三の山名について』 青空文庫
作例 · 標準
例句