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戯画化

ぎがか
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
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標準
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文例 · 用例
文壇の事に晦い坂本はその雑誌記者で新進作家川田氏に材料を貰い、それを坂本一流の瓢逸また鋭犀に戯画化して一年近くも連載した。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
なかで麻川氏の戯画化に使われた材料は麻川氏近来の秘事に近いもの――それももちろん川田氏から提供された材料だった。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
「ばあやさんお酌の仕方がうまいなあ」「むかし酒飲みの主人を持っておりましたからね」 淡々として人生をも生活をも戯画化して行く。
岡本かの子 高原の太陽 青空文庫
其の額にはガルスワーシーが畏敬と如才ない愛想の筆致でもって戯画化されて居た。
岡本かの子 ガルスワーシーの家 青空文庫
芸術、文学が、意識を体系化したものであり、大衆の意識を組織化するものであるといふが如きは、科学と政治とを芸術の中へ戯画化するものであり、科学と政治とにかへるに、玩具の科学と玩具の政治とをもつてするものである。
平林初之輔 文学の本質について(二) 青空文庫
伊藤氏が健全な人間的作家としての野望を抱く現代青年の心的事実の代弁者であるならば、小樽の街上を袂を翼に舞ったり下ったりする戯画化された小林の粗末な描写で、歴史的重要さが求めているだけの批判をなしているとみずから承認されはしないであろう。
――七日附本欄伊藤整氏への答として―― 数言の補足 青空文庫
若く美しく、従順にして快活な妻、傲慢で粗野でお人好しの夫、此の二つの性格が、世にも稀なるシチュエーションを生み、大胆極まる事件の推移と、興味深き心理の回転が、嫉妬の焔を戯画化して抱腹絶倒の場面を現出するのである。
岸田國士 仏国現代の劇作家 青空文庫
這い進む姿はその赤光を受けおぞましい影を作り、照らされた草の上で彼らの蠢きを戯画化したのだ。
A. ビアス A.Bierce チカモーガ 青空文庫