情話
じょうわ
名詞
標準
conversing from the heart
文例 · 用例
五年前、千葉県船橋の映画館で「新佐渡情話」という時代劇を見たが、ひどく泣いた。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
先生とこう飲んでいると私でも四十年も前の情話でも為てみたくなる、先生なら黙って聴いてくれそうに思われるだ。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
「宿屋の女中さんに事情話して、著物貸して貰うかな」「いや」「どうして?
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
先日も、佐渡情話とか言う浪花節のキネマを見て、どうしてもがまんができず、とうとう大声をはなって泣きだして、そのあくる朝、厠で、そのキネマの新聞広告を見ていたら、また嗚咽が出て来て、家人に怪しまれ、はては大笑いになって、もはや二度と、キネマへ連れて行けぬという家人の意見でございました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
すべて女学校の教科書が貴婦人に化けたような訳で、まず情話を聞かされると頭痛がして来るといやあ、生理上そういうことのあろう筈はない、といった調子だから耐った訳のもんじゃあない。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
燕枝の人情話で、名題は『島千鳥沖津白浪』といった筈です。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
「わたくしは妙な人間で、江戸時代の若いときから寄席の落語や人情話よりも講釈の修羅場の方がおもしろいという質で、商売柄にも似合わないとみんなに笑われたもんですよ。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
吉原情調が、丁度今の放蕩文学者と言はれる人達の書いた情話位の程度にはあらはれてゐるが、それから先には少しも入つてゐない。
— 田山録弥 『西鶴小論』 青空文庫
作例 · 標準
二人は、夜遅くまでお互いの将来について情話に花を咲かせた。
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祖母は、昔の思い出を語りながら、私たちに温かい情話を聞かせてくれた。
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「ふふ、なんか今日、二人とも真面目な話ばっかりだね。たまには、こういう情話もいいもんだ。」
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