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役筋

やくすじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
役筋ととなえて村役人を勤める習慣も廃された。
第二部上 夜明け前 青空文庫
でえいち乗りこんで来ている侍達が、おれの眼じゃあ、八町堀じゃあねえとにらんだ」「それにしても、まっぴるま長屋へ押しこんで来て、ああやって爺さんを脅かしつけているからにゃア、お役筋の絡んでいる者に相違ねえ」「いや、待て。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
」 云われて、村山巡査は、四囲に湯屋の夫婦やその他|役筋でない人間のいることを知って苦笑しながら、その頁を開いたまま手帖を赤羽主任に手渡した。
海野十三 電気風呂の怪死事件 青空文庫
こういう川越しの際の人足もその役筋から雇ってくれるので安かった。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
町人百姓は手形を住地の役筋から貰って通ったものである。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
珍賀の役は、軽いうちに、どこか篤実な所が見えねばならぬ役筋だが、今一息で、調子が敵役じみ、惣体にやりつぱなしと言ふ風が見えたり。
折口信夫 市村羽左衛門論 青空文庫
当時、いろんな方面から、例へば親戚の誰彼とか、父の勤先の上役筋とか、或は母の関係してゐる婦人団体の役員仲間とかから、引つきりなしに候補者を突きつけられてゐた矢先であつたから、これも大して驚きはしなかつたが、話の起りやうが如何にも常例を破つてゐるので、十分彼の注意を惹いたことは事実である。
岸田國士 青空文庫
ところが、鍋島家の役筋の方では、訴えられて非常に弱った。
吉川英治 増長天王 青空文庫