遅かれ早かれ
おそかれはやかれ
表現副詞
標準
sooner or later
文例 · 用例
良心は遅かれ早かれ、磨滅する性質のものだ。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
――高山の中腹では、この雪線を境としてその上に雪が堆積して、万年雪となり、その万年雪の一部が氷河の運動を起して、徐々と下落し、遅かれ早かれ、融解するのである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
勿論、黙阿弥翁のことであるから、遅かれ早かれ世に出るには相違ないが、ここに「児雷也豪傑譚」という評判物の草双紙がなかったらば、或いはその出世が三年や五年はおくれたかも知れない。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
遅かれ早かれ自分は谷底に落ちねばならぬとは十分に承知しているくせに。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
一度で噛むとは限らぬから、一週間のあいだは毎晩うまく避けられたのだろうが、遅かれ早かれ、その犠牲となるに違いない。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
たとえ何か予期せぬことで離ればなれになったとしても、わたくしはあの方を信じると誓ったことをけして忘れは致しませんし、あの方も遅かれ早かれお誓いになるはずでした。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
こんな弱りはてた――こんな哀れな有様で――あのもの凄い『恐怖』という幻影とたたかいながら、生命も理性もともに棄てなければならんときが、遅かれ早かれかならず来るのを感ずるのだ」 なお私はときどき、きれぎれの曖昧な暗示によって、彼の精神状態のもう一つの奇妙な特質を知った。
— THE FALL OF HOUSE OF USHER 『アッシャー家の崩壊』 青空文庫
そしてこのことは是非とも大声で言っておきたいのだけれど、我々を取り巻く環境をコンピューター社会としてとらえ、この社会の基盤を整備するという課題は、遅かれ早かれ絶対に浮上するのだよ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
作例 · 標準
例句