くらり
くらり異読 クラリ
副詞副詞-と
標準
dizzyingly
文例 · 用例
「からすかんざえもんは くろいあたまをくうらりくらり、 とんびとうざえもんは あぶら一|升でとうろりとろり、 そのくらやみはふくろうの いさみにいさむもののふが みみずをつかむときなるぞ ねとりを襲うときなるぞ。
— 宮沢賢治 『かしわばやしの夜』 青空文庫
「からすかんざゑもんは くろいあたまをくうらりくらり、 とんびとうざゑもんは あぶら一升でとうろりとろり、 そのくらやみはふくろふの いさみにいさむものゝふが みゝずをつかむときなるぞ ねとりを襲ふときなるぞ。
— 宮沢賢治 『かしはばやしの夜』 青空文庫
裸身の色の白さに、つい、とろとろとなって、面目なや、ぬらり、くらりと鰭を滑らかいてまつわりましたが、フトお目触りとなって、われら若君、もっての外の御機嫌じゃ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
三島の社の放し鰻を見るやうに、ぬらりくらりと取止めのないことばかり申上げてゐたら、御|癇癖がいよ/\募らうほどに、こなたも職人冥利、いつの頃までと日を限つて、しかと御返事を申すがよからうぞ。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
しかしいつもの自分ならそれを変だと感じもしようが妙ちきりんな状態にある僕はそんな事は格別気にも掛けないで矢張りのらりくらりと絶えず落着かず、少し本を読んだかと思ふとすぐ煙草を眩ひする程吹かす、画を描くかと思ふと鉄亜鈴をいぢる、その内に眠る、すぐ醒める、殆んど狂噪の状態であつた。
— 村山槐多 『殺人行者』 青空文庫
身共にもゆうべのその粋筋な向きとやらを、一人二人世話すると申すか」「御所望でござりましたら――」「こやつ、ぬらりくらりとした事を申して、とんと鯰のような奴よ喃。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
三島の社の放し鰻を見るように、ぬらりくらりと取止めのないことばかり申し上げていたら、御疳癖がいよいよ募ろうほどに、こなたも職人|冥利、いつのころまでと日を限って、しかと御返事を申すがよかろうぞ。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
御用かえ」「いいえ」 なにを訊いてもぬらりくらりとしているので、半七は入口に腰をおろした。
— 廻り燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
立ちくらみで視界がくらりと揺れ、彼は慌てて近くの柱に掴まって一息ついた。
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炎天下で作業を続けていたせいか、頭がくらりとして倒れそうな感覚に襲われた。
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船酔いで胃のあたりがくらりとし、彼はデッキに出て外の空気を吸いに行った。
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