肩先
かたさき
名詞
標準
(top of) shoulder
文例 · 用例
ジイグフリイドほどの不死身の大勇者でも、その肩先に一箇所の弱點を持つてゐたではないか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
自分が姉を見上げた時に、姉の後に襷を掛けた守りのお松が、草箒とごみとりとを両手に持ったまま、立ってて姉の肩先から自分を見下して居た。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
=境内 嘉助は五郎蔵の一太刀、肩先に受けアッと言って倒れる。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
一大殺陣の開始となる―― 遂に典六も五郎蔵も倒されたが、 大吉も肩先深く斬られてしまった。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
」 女はぎくりと肩先を顫はせた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
彼は熱心に書いて居る草の上に腰から上が出て、其立てた膝に畫板が寄掛けてある、そして川柳の影が後から彼の全身を被ひ、たゞ其白い顏の邊から肩先へかけて楊を洩れた薄い光が穩かに落ちて居る。
— 国木田独歩 『畫の悲み』 青空文庫
草の上に腰から上が出て、その立てた膝に画板が寄掛けてある、そして川柳の影が後から彼の全身を被い、ただその白い顔の辺から肩先へかけて楊を洩れた薄い光が穏かに落ちている。
— 国木田独歩 『画の悲み』 青空文庫
一人の青年はビールの酔いを肩先にあらわしながら、コップの尻でよごれた卓子にかまわず肱を立てて、先ほどからほとんど一人で喋っていた。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
作例 · 標準
小雨が降ってきたため、彼女のコートの肩先が少し濡れている。
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満員電車で揺れた拍子に、隣の人の肩先が顎に当たってしまった。
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美容師が鏡越しに私の肩先を指差し、髪の長さをどのくらい切るか尋ねてきた。
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