村塾
そんじゅく
名詞
標準
文例 · 用例
自分はかれを七年以前、故郷のある村の村塾で初めて見た。
— 国木田独歩 『まぼろし』 青空文庫
「後就其家東北河堤竹林下築村塾。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
語学校に教授を執った時もタダの語学教師たるよりは露西亜を対照としての天下国家の経綸を鼓吹したので、松下村塾の吉田松陰を任じていた。
— 内田魯庵 『二葉亭追録』 青空文庫
紙上功名添足蛇、漫追老圃学桑麻、野橋分径斜通市、村塾臨流別作家、読授児童遇生字、行沿籬落見狂花、笑吾故態終無已、時復談兵書白沙。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
労働、菜食、百姓なみのルバーシカを着ること、民話をかき、村塾を開くなどそういうソフィヤ夫人の不平の種になるような事々に、トルストイは、真に人類解放を目標として献身したのであった。
— 宮本百合子 『ジャンの物語』 青空文庫
儂を最初村に手引した石山君は、村塾を起して儂に英語を教えさせ自身漢学を教え、斯くて千歳村を風靡する心算であったらしい。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
普通の学校・大学の教育統制に限らず、三五年四月から始まる青年学校から始めて、各種農村塾、青年団、在郷在営軍人団、各種宗教団、等一切のものが、直接間接に教育統制の分担者であることは断るまでもない。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
後藤式の農村精神作興的教育は、その村塾主義教育、道場主義教育に一等よく現われている。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫