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幕無し

まくなし
名詞
1
標準
文例 · 用例
「右の如く謡曲会、俳句会、短歌会、新体詩会等、会の連発にて当分の間は、のべつ幕無しに出勤致し候為め、不得已賀状を以て拝趨の礼に易え候段不悪御宥恕被下度候。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
大袈裟な言葉をのべつ幕無しふんだんに飛び出させる京伝の口を、寧ろ皮肉な眼付きをして、じろじろ見遣るばかりであった。
国枝史郎 戯作者 青空文庫
料理人のかはりが來ないので、おかみさん自身重たい體で臺所の土間に立ち、たゞさへてんてこ舞して居る女中にのべつ幕無しの小言を浴せかけながら働いてゐた。
水上滝太郎 大阪の宿 青空文庫
赤いおたまやは井伊かもんの守』かういふことを幕無しに云つて除けた。
斎藤茂吉 仏法僧鳥 青空文庫
赤いおたまやは井伊かもんの守』こういうことを幕無しに云って除けた。
斎藤茂吉 仏法僧鳥 青空文庫
」と、しきりに心配していたが、興奮しながらも、兵隊がのべつ幕無しに使用するスウェアの言葉をただの一つも出さない。
ある新聞記者の見た敗戦 比島投降記 青空文庫
のべつ幕無しの雄辯は疲れる。
パスカル パスカルの言葉 青空文庫
三年まえ、私は中村地平という少し気のきいた男と、のべつまくなしに議論していて半年ほどをむだに費やしたことがございます。
太宰治 喝采 青空文庫