そそけ立つ
そそけだつ
Godan verb with 'tsu' ending動詞-自動詞
標準
to be nappy
文例 · 用例
何より私はその束髮がきは立つて埃つぽくゴミゴミしてゐるのを、そそけ立つた油氣のないのを心佗しくかんじた。
— 室生犀星 『蒼白き巣窟』 青空文庫
官兵衛はすでに、自分の血を自分で嗅ぐような予感と、そそけ立つ髪の根の寒さを如何ともし難かった。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
猛獣が猛獣を見ると、すぐ唸るように、小次郎も武蔵も、なんとなく、髪の毛のそそけ立つような印象を、この初対面にうけたのである。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
腰きりの野良着に、泥まみれな脚絆を穿き、一本の野差刀を腰にぶちこんでいるが、丸っこい顔に、そそけ立つ髪の毛を、眼尻あがりに藁でつかね、背は五尺五寸に足るまいが、胸の肉づきといい、足腰のよく地にすわっている動きといい、一見、(こいつ曲者) と感じないでいられないものを武蔵は先に見ていたのである。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
そして又八の身を憐れみ――やがては自分も一度この女の招く魔の淵に誘われたことなども思い出されて、ふと肌がそそけ立つ思いがした。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
そして髪の毛も総身の毛穴も、そそけ立つのだった。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
白い鬢髪はそそけ立つばかりである。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
それが惨として、そそけ立つかに見えるほど、憂悶の陰がその姿に濃い。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
古い絨毯の毛足がそそけ立ち、ざらざらとした手触りだった。
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髪の毛が乾燥してそそけ立ち、まとまりが悪くなった。
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使い古したタオルの繊維がそそけ立っている。
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標準
to shudder
作例 · 標準
真夜中の森で不気味な声を聞き、全身の毛がそそけ立った。
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背筋が凍るような話を聞き、思わず鳥肌が立ってそそけ立った。
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彼の冷たい視線に、私は恐怖でそそけ立った。
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