雲林
うんりん
名詞
標準
文例 · 用例
この男が自分の倪雲林の山水一|幅、すばらしい上出来なのを廷珸に託して売ってもらおうとしていた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
廷珸はその雲林を見ると素敵に好いので、欲しくなって堪らなかった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
何でもない顔をして模本の雲林を受取った。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
元来正賓は近年逆境におり、かつまた不如意で、惜しい雲林さえ放そうとしていた位のところへ、廷珸の侮りに遭い、物は取上げられ、肋は傷けられたので、鬱悶苦痛一時に逼り、越夕して終に死んでしまった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
此男が自分の倪雲林の山水一幅、すばらしい上出来なのを延珸に託して売つて貰はうとしてゐた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
そこで正賓は召使の男を遣つて、雲林を取返して来いと云付けた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
で、仏元は延珸のところへ往つて、雲林を返して下さいと云ふと、廷珸は承知して一幅を返した。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
何でも無い顔をして模本の雲林を受取つた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫