喜の字
きのじ
名詞
標準
77th birthday
文例 · 用例
蓋し鮎鰯鰰等の字と同じく我が邦人の製にかゝるものにて、喜の字にきすのきの音あるに縁りて以て創め作りしなるべし。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫
」「新吉、宗太郎、竹造、源助、与之助、巳太郎の六人でござります」 喜七はおろか、喜の字のついた名も、七の字のついた名まえすらもないのでした。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
七十七の喜の字のお祝いを致されおめでたい事どすと喜んで居りました。
— 上村松園 『栖鳳先生を憶う』 青空文庫
神田紺屋町に鉄物問屋を出して、屋号を日野屋といい、商標には井桁の中に喜の字を用いた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
しばらく書かない振事劇を書いて、喜の字のお祝いにデジケートすることで、もとよりこれは「燦々会」同志の労をかりて、先生に読んで頂くばかりでなく見ていただく心組みだったのだ。
— ――私と坪内先生 『古い暦』 青空文庫
銀糸を束ねた白髪、飛瀑を見るごとき白髯、茶紋付に紺無地|甲斐絹の袖なしを重ねて、色|光沢のいい長い顔をまっすぐに、両手を膝にきちんとすわっているところ、これで赤いちゃんちゃんこでも羽織れば、老いて愚に返った喜の字の祝いのようで、まるで置き物かなんぞのように至極穏当な好々爺としか見えない。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
お蔭で喜の字屋のお咲坊は近頃泣きの涙で」「何んだえ、それは」「隣町の――と言つたところで、此塾とは背中合せの綿摘の師匠の妹で」「それが狩屋さんと何うしたので」「良い仲でしたよ。
— 軍學者の妾 『錢形平次捕物控』 青空文庫
近頃は喜の字屋のお咲坊と誰知らぬ者も無い中になつて居る癖に、お照の阿魔が此處へ入つて來ると箸まめにちよつかいを出して、滅茶々々に絡みつかれるから、動きが取れやしませんや。
— 軍學者の妾 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
祖母の喜の字のお祝いに、家族みんなで温泉旅行をプレゼントすることにした。
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来年、父が喜の字を迎えるから、何か特別なことを計画してあげたいな。
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無事に喜の字を迎えられたことを祝い、盛大な宴が開かれた。
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