前駆
ぜんく異読 せんぐ・ぜんぐ
名詞動詞-サ変名詞-の形容詞動詞-自動詞
標準
outrider (person riding horseback in the lead position of a cavalcade)
文例 · 用例
旋風の起るのも、目に見えぬ眷属が擁護して前駆するからの意味である。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
そのうち行列の前駆に騎兵が来ました。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
八日、丁丑、晴、左大将家御直衣始なり、仍つて鶴岳宮に御参、午剋出御、前駆並びに随兵已下、去月廿七日の供奉人を用ゐらる。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
氏郷の家来達は勿論|甲冑で、鎗や薙刀、弓、鉄砲、昨日に変ること無く犇々と身を固めて主人に前駆後衛した事であろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
午後一時|茲を立って植木に向ったが、木葉駅に至る頃賊軍既に植木に入って居ると云う報を受けたので、十数騎を前駆させ斥候せしむるに、敵は既に大窪に退いたと云う。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
小林久兵衛前駆奮撃して重昌を護るが、丸石落ち来って指物の旗を裂き竿を折った。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
翌四日にも、幕軍は敗勢を返さんとして戦ったが、此日仁和寺宮|嘉彰親王が、金甲馬に跨り、前駆に錦旗を飜して、陣頭に進まれたので、絶えて久しき錦の御旗を仰いだわけで、官賊の別が判然としたので、薩長の軍は意気軒昂となり、幕軍は意気沮喪して、いよいよ敗勢の著しいものがあった。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
宵啼をもって、火の神の町を焼く前駆とする者の心には、その声の至る処、路地の奥、土蔵の隅、井戸の底、屋根裏、階子の下、三階、額の裏、敷居、鴨居の中までも、燃えんとして火気の蔓り伝わる心地がして、あわれ人形町は柳屋の店を中心として真黒な地図に変ずるのであろうと戦慄した。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
作例 · 標準
貴族の馬車の前駆を務める騎馬隊が、沿道の群衆をかき分けて進む。
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祭りの行列の最前列で、前駆の役目を負った若者が威勢よく声を上げる。
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時代劇の撮影で、将軍の駕籠の前駆として馬を走らせるシーンを撮った。
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標準
harbinger
作例 · 標準
暖かい南風が吹き始め、それが春の訪れの前駆となった。
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科学者の大胆な仮説が、後のパラダイムシフトの前駆として評価された。
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株価の急落が、その後の景気後退の前駆ではないかと危惧されている。
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標準
anticipation
作例 · 標準
勝利の前駆を感じさせるかのように、応援団のボルテージが最高潮に達した。
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彼は成功の前駆を確信し、迷うことなく全財産を事業に投資した。
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新製品のヒットの前駆として、予約注文が殺到している状況だ。
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