科長
かちょう
名詞
標準
文例 · 用例
」「はい、外科科長です。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
背広を作る金がなかつたので、ボロボロの学生服で通勤すると、実習生と間違へられ、科長から皮肉な注意を受けた。
— 織田作之助 『六白金星』 青空文庫
それを倉科長者の伝説などに田舎人は宝競べに郡へ登るなど言ったであろう。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
そのほか医員の甲乙と自分との関係を、自分の口から誠しやかに噂に立てる……と言った調子で、風儀を乱すことが甚しいので、とうとうK大耳鼻科長、大凪教授の好意によって諭示退職の処分をされる事になったという。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
先生のところで実習するようにと、科長の御命令で、上りましたのですけれど」「ああ、実習生。
— 海野十三 『赤外線男』 青空文庫
「きょうはこれで……六十三人目かナ」 死屍室から出て来た伝染病科長は、廊下に据付けの桃色の昇汞水の入った手洗の中に両手を漬けながら独り言を云った。
— 海野十三 『蠅』 青空文庫
そこへ細菌科長が通りかかった。
— 海野十三 『蠅』 青空文庫
ワクチンは出来たか」「おお」と細菌科長は苦笑いをしながら足を停めた。
— 海野十三 『蠅』 青空文庫