点取り
てんとり
名詞
標準
scoring
文例 · 用例
やがて、中から何か二三点取り出して、それを畳の上へ置いて考えた。
— 夏目漱石 『永日小品』 青空文庫
これは間に合せの、ごまかしの、「点取り主義」の新劇舞台に馴らされた眼には、至極もつともなことで、文学座の現在行ひつゝあるトレイニング、基本練習にはさぞかし興味がもてまいと察せられるのです。
— 岸田國士 『文学座第二回試演に際して』 青空文庫
」 点取りの表を覗き込んだ俊子の細そりした頸筋が、彼の眼の前に滑らかな皮膚を差伸べた。
— 豊島与志雄 『月明』 青空文庫
こういうわけで、天狗連が点取りを争うのだから、ともすれば荒っぽくなる。
— 林不忘 『寛永相合傘』 青空文庫
少年時代の苦学、点取り勉強、官吏生活、政略結婚、子供の教育、放蕩、事業慾、それから少しばかりの蓄財……と、こゝまで来て、あとなにが残る?
— 岸田國士 『泉』 青空文庫
この二人は、どうやら俳諧師といったような風流人であるらしいが、それは二人ともに被布を着ているから、それで俳諧師という見立てではなく、また俳諧によって点取り生活をしている営業の人という意味でもなく、正風とか、檀林とかいうまでもなく、一種の俳諧味を多量に持った道づれの旅人と見ればそれでよろしい。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
あまり深く聞くのも失礼だと思いましたから、無邪気なおりんと単純な次郎と、世間見ずなお嬢様とが、そこでまたかれの望みに任せて、投扇の点取りをやって遊びはじめました。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
てんとりむしと言はれずに首席になることは困難であつたが、私はそのやうな嘲りを受けなかつた許りか、級友を手ならす術まで心得てゐた。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
今回のテストは点取りに執着せず、自分の苦手な分野を把握することに重点を置いた。
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彼は趣味で点取り占いをコレクションしており、古いお菓子の付録を大切にしている。
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「そんなに点取りばかり気にして勉強して、本当に理解できているのかい?」
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