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片麻

へんま
名詞
1
標準
文例 · 用例
しかし、ことによるとそれは、この石の隣にある片麻岩の飛び石だったかもしれない。
寺田寅彦 庭の追憶 青空文庫
博士は、つい、いましがた通りぬけてきた洞窟の中のジュラ系が、逆倒層になり、片麻岩が厚くその上をおおっているのを認めた。
久生十蘭 地底獣国 青空文庫
いま自分らのいる、シベリヤのツルノニア圏と呼ばれる陸成層の一部は、その際、爬虫獣と爬虫鳥と古代鱗木をのせたまま、地底深く陥没し、その上を厚い片麻岩の地殻で蔽われてしまった。
久生十蘭 地底獣国 青空文庫
中部日本の花崗岩中、須らく登臨を試むべきは」、鎗ヶ岳(三五三一米)及び駒ヶ岳(二五五七米)であるとし、更に「中部日本の大花崗岩塊の東に片麻岩延縁す。
木暮理太郎 木曾駒と甲斐駒 青空文庫
此処は毛勝続きの大明神から西北に延びた山の鼻が叩き潰されたようにガックリ平たくなって、大きな花崗片麻岩がここ其処に突立っている細長い原だ。
木暮理太郎 黒部川奥の山旅 青空文庫
岩の色は一様ではないが皆花崗片麻岩だ。
木暮理太郎 黒部川奥の山旅 青空文庫
左は恐ろしい迄に急峻な大明神山が、花崗片麻岩の大屏風を水際から押し立てて裾廻しにしている。
木暮理太郎 黒部川奥の山旅 青空文庫
白根葵の咲いた崖腹を一町|許行くとまた屏風が始まる、一曲して鋭く右に折れた河の中では、花崗片麻岩の大塊が脊較べをして、水は其上を勢込んで駆け上り駆け下りている。
木暮理太郎 黒部川奥の山旅 青空文庫