拉致る
らちる異読 ラチる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to kidnap
文例 · 用例
三十九年八月 凋落寂光土、はたや、墳塋、夕暮の古き牧場はなごやかに光黄ばみてうつらちる楡の落葉、そこ、かしこ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
白船君にだまされてゆふべとなれば木魚をたたく 改作追加一句子がうたへば母もうたへばさくらちる 三月二十二日 晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
・あてなくあるくてふてふあとになりさきになり・芽ぶくものそのなかによこたける・山のひなたの、つつましく芽ぶいてゐる・水音の暮れてゆく山ざくらちる・さくら二三本でそこで踊つてゐる 白い蝶が黄ろい蝶が春風しゆうしゆう さくらちる暮れてもかへらない連中に 花見べんたうほろつと歯がぬけた 四月八日 雨。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
さくらちる富士がまつしろさくら咲いてまた逢うてゐる旅ごゝろかなしい風がふきまくるぼう/\としてあるくいつしか春 (追加) 蘭竹かれ/″\の風にふかれつゝ・鎌倉は松の木のよい月がのぼつた大仏さん異人さんさくら寺いちはやく山ふところのさくら一もと 斎藤さんにまた逢ひませうと手を握る東京をうたふ。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
・こどもなかよくあたゝかく芽ぶく・大鼓たたいてさくらちるばかり(高遠) みすゞかる信濃の国の御幣餅です・ぬけさうな歯がぬけてほつと信濃の月 (信濃が木曽になる!
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
・いつもみんなで働らく声の花がちる さくらちるさくらちるばかり・伸びた草へ伸びた草で・街へ春風の荷物がおもい 四月十七日残つてゐた酒をあほつたら、ほろ/\になつた、ふら/\と出かけて樹明君から米代を借りた(といふよりも奪つた)。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
先といい、後というも、わずか一刻……」のこりなくちるべき春のくれなれどさきだつはなをあはれとも見つ 面を袖に蔽うて、あわれと泣きしずみながら、勝頼夫人が口誦さむと、侍女のうちのひとりが、同じように咽びながら、咲くときは数にも入らぬ花ながらちるには洩れぬ春のくれかな と、詠んだ。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は強引に友人を飲みに拉致った。
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まさか、休日の昼間に見知らぬ人に拉致られるとは思いもしなかった。
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「ちょっと、勝手に私を拉致らないでよ!」と彼女はむくれた。
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標準
to drag (someone to an event or place)
作例 · 標準
友達がカラオケに拉致ろうとしてきたが、今日は疲れているので断った。
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仕事帰りに同僚に拉致られ、気がつけば居酒屋にいた。
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「今日は君を美術館に拉致るぞ!」と彼は楽しそうに言った。
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