幻辞.com

てんでん

てんでん
名詞
1
標準
each
文例 · 用例
ああ遣って、田圃にちらほら見えます人も、秋のだと、しっかりして、てんでんが景色の寂しさに負けないように、張合を持っているんでしょう。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
てんでんが芋※の葉を捩ぎりまして、目の玉二つ、口一つ、穴を三つ開けたのを、ぬっぺりと、こう顔へ被ったものでござります。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
二つのものは同じ社会にあつて、てんでんばら/\に孤立してゐる。
夏目漱石 点頭録 青空文庫
そん時だ、われの、顔は真蒼だ、そういう汝の面は黄色いぜ、と苫の間で、てんでんがいったあ。
泉鏡花 海異記 青空文庫
あまりに数多い、あれもこれもの猟犬を、それは正に世界中のありとあらゆる種属の猟犬だったのかも知れない、その猟犬を引き連れて、意気揚々と狩猟に出たはよいが、わが家を数歩出るや、たちまち、その数百の猟犬は、てんでんばらばら、猟服美々しく着飾った若い主人は、みるみる困惑、と見るうちに、すってんころりん。
太宰治 春の盗賊 青空文庫
もと自分が日本橋の裏通りの居酒屋へは入つた事があつたが、その時、親子づれの浪花節語が門口で国定忠次を語つて行つたあとで、居酒屋の内でもてんでんに調子づいて、いろいろの歌を歌ひ出したのに遭遇した。
木下杢太郎 市街を散歩する人の心持 青空文庫
真中の卓子を囲んで、入乱れつつ椅子に掛けて、背嚢も解かず、銃を引つけたまま、大皿に装った、握飯、赤飯、煮染をてんでんに取っています。
泉鏡花 雪霊続記 青空文庫
最後に、肩と頭と一団になったと思うと――その隊長と思うのが、衝と面を背けました時――苛つように、自棄のように、てんでんに、一斉に白墨を投げました。
泉鏡花 雪霊続記 青空文庫
作例 · 標準
てんでんに別れて探しに行こう、その方が早く見つかるはずだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
夕食の後、子供たちはてんでん自分の部屋に戻って宿題を始めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
運動会では、選手たちがてんでんの持ち場で全力を尽くした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash