待てど暮らせど
まてどくらせど
表現副詞
標準
despite having waited a long time
文例 · 用例
それからは茅萱の音にも、最うお帰かと、待てど暮らせど、大方|例のにへにならつしやつたのでござらうわいなう。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
待てど暮らせど、いっこうに踊り出さないのです」「不思議ですね」「不思議です。
— 地蔵は踊る 『半七捕物帳』 青空文庫
こっそりと向こうの横町にかくれておって、このおかしな橙を受け取ってくださるとのお約束のその頼み手が、待てど暮らせどいまだに姿を見ませんので、じつは、ご覧のとおり、先ほどからぼんやりと思案していたんですよ」「その頼み手は、どこのだれだッ」「それは、その――」「それはその、がどうしたんだよ!
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
来たら退屈払いにひと泡吹かしてやろうと、朱緞子の大座布団にふっくらと陣取りながら今か今かと待っていたのに、どうしたことか宿改めの係り役人達は、待てど暮らせどそれらしい者の姿すらも見せないのです。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
酒を命じ肉を命じて、文三が待てど暮らせど持て来ない、催促をしても持て来ない、また催促をしてもまた持て来ない、偶々持て来れば後から来た客の所へ置いて行く。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
さて食事をおえてこれで勘定をと十円紙幣一枚を投げ出すに、待てど暮らせど釣銭を持って来ず、如何な八百善でも浸しものに鉢植えの漬茄子で十円はとて、段々に糺して見ると、亭主自ら出て来て云々の説明、いわれを聞いては成程と大通も赤面して引きさがったとか。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
ところが待てど暮らせど失せ物は現れません。
— ――『鼠の文づかい』より―― 『屋根裏の犯人』 青空文庫
江戸小ばなしに、「釣友がアユをごちそうするからこいというので、出かけて行くと、とてものついでに、とりたての新しいのを食べさせようと裏口から出て行ったなり、待てど暮らせど帰ってこない。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
作例 · 標準
待てど暮らせどバスが来ないので、諦めて駅まで歩くことにした。
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「待てど暮らせど彼からの連絡はなくて、スマホの画面を眺めるのにも疲れてしまった。」
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注文した料理が待てど暮らせど運ばれてこず、店員を呼んで確認してもらうことにした。
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