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種取り

たねとり
名詞
1
標準
seed-raising
文例 · 用例
そこで某殺人事件の種取りを命ぜられた記者は現場に駆けつけて取りあえずその材料を大急ぎでかき集めた上で大急ぎでそれを頭の中のカタログ箱の前に排列してそうしてさし当たっていちばんよいはまりそうな類型のどれかにその材料をはめ込んでしまう。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
こういう実に不思議な現象の原因の一つは新聞社間の種取り競争に関連して発生するものらしく思われる。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
新聞社のニュースの種取り競争が生み出す喜悲劇はこれにはとどまらない。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
新聞雑誌の記者がよく田園生活の種取りに来た。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
新聞屋の種取りにと尋来るに逢ひてもその身丈夫にて人の顔さへ見れば臆面なく大風呂敷ひろぐる勇気あらば願うてもなき自慢話の相手たるべきに、しからざる身には唯々うるさく辛きものとなるなり。
永井荷風 矢はずぐさ 青空文庫
彼が久しぶりで、市長室にいると、昼前に新聞記者がたくさん種取りに入って来た。
賀川豊彦 空中征服 青空文庫
吾輩も種取り兼人間研究のため、主人に尾して忍びやかに椽へ廻った。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
A雑誌記者はもと/\此れと云う問題を持って来たのではないから、―――と云うのは、毎号雑誌へ連載している「学界名士訪問録」の種取りに来たゞけであるから、此の家の主人に会う前に主人の趣味を検べて置くのも、あながち無駄な仕事ではなかった。
谷崎潤一郎 蘿洞先生 青空文庫
作例 · 標準
このトマトの味が気に入ったので、来年用に種取りをしておこう。
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伝統野菜を守るため、毎年欠かさず自家製の種取りを続けている。
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種取りをするなら、一番立派に育った実を選ぶのが基本だよ。」
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