ほどの事はない
ほどのことはない
表現
標準
not worth (getting angry about, etc.)
文例 · 用例
なんど、もの/\しく言ふほどの事はない。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
日常の事はさほどの事はないけれ共、少し重立った事になると生国の違いと云う感じが都の者ほどさっぱりとは行かず、とけがたいわだかまりになってお互の一致を欠くのであった。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
畳を起して見るほどの事はない、何しろ手狭なところだから、内部に人がいるかいないかぐらいのことはひと目でわかる。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
手入は植木屋にやらせればいいのだし、費用だって先生の懐を脅かすほどの事はないし、又必要なら何百金でも平気で投出される人だったのだ。
— 額田六福 『解説 趣味を通じての先生』 青空文庫
……わが身だに、一夜の辛抱をしていれば、明日は縄目も解かれよう、生命にかかわるほどの事はない。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
まさかそれほどのことはないとしても、それに似た傾向はありはしないかを考えてみるほうがよくはないか。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
即ち彼の生に対する脅かしさへなくなれば、彼は死ぬほどのことはないとも思つた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
わざわざ本名をしるして、いま自分の前にあるきれいなページをよごすほどのことはない。
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
作例 · 標準
そんな小さなミスで怒るほどの事はないよ。
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プレゼンテーションに失敗したからといって、落ち込むほどの事はない。次があるさ。
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彼は、些細なことで大騒ぎするほどのことはない人間だ。
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