差し繰る
さしくる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to arrange
文例 · 用例
それぞ死よ――はたは死人よ……やさしくるほし!
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
風なく波なく、さしくる潮の、しみじみと砂を浸す音を翁は眼閉じて聴きぬ。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
その顔を覗き込む女房の真実心配そうなを見て、何か知らず無性に悲しくなってじっと湿みのさしくる眼、自分で自分を叱るように、ええと図らず声を出し、煙草を捻って何気なくもてなすことはもてなすものの言葉もなし。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
芭蕉が、名月や門へさしくる潮がしらと吟じ、深川に住つてゐたのは元祿のころだつた。
— 長谷川時雨 『花火と大川端』 青空文庫
『さしくる汐を汲み分けて見れば月こそ桶にあれ』と地謡は歌ふ。
— 野口米次郎 『能楽論』 青空文庫
年をとって後光のさしくるような人がいるが、このお婆さんがそうである。
— 小山清 『犬の生活』 青空文庫
作例 · 標準
彼は会議の準備を差し繰り、何とか間に合わせた。
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多忙なスケジュールの中で、彼女は巧みに時間を差し繰って趣味の時間を確保した。
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急な出張のため、業務を差し繰って調整した。
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