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御悩

ごのう
名詞
1
標準
文例 · 用例
二月のはじめに御発熱があり、六日の夜から重態にならせられ、十日にはほとんど御危篤と拝せられましたが、その頃が峠で、それからは謂ばば薄紙をはがすやうにだんだんと御悩も軽くなつてまゐりました。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
廿六日、辛丑、晴、山城大夫判官行村、使節として上洛す、院御悩の事に依りてなり。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
二月のはじめに御発熱があり、六日の夜から重態にならせられ、十日にはほとんど御|危篤と拝せられましたが、その頃が峠で、それからは謂わば薄紙をはがすようにだんだんと御悩も軽くなってまいりました。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
春になったが帝に御悩があって世間も静かでない。
明石 源氏物語 青空文庫
御退位になってからも御在位時代に恩顧を受けた人たちは、今も優しく寛容な御性質をお慕い申し上げて、屈託なことのある時の慰安を賜わる所のようにして参候する慣いになっていて、その人たちは院の御悩の重いのを皆心から惜しみ悲しんでいた。
若菜(上) 源氏物語 青空文庫
歩みつつ聖上の御悩重らせたまひぬ。
北原白秋 第二海豹と雲 青空文庫
聖上の御悩重らせたまひぬ。
北原白秋 第二海豹と雲 青空文庫
御前様には追々暑に向ひ候へば、いつも夏まけにて御悩み被成候事とて、此頃は如何に御暮し被遊候やと、一入御案じ申上参らせ候。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫