万物流転
ばんぶつるてん
表現
標準
all things are in a state of flux
文例 · 用例
」「…………」 一同は口々に、間断なく喋舌り続けてゐるのであつたが、何を云つてゐるのか解る筈もなく、また私も何か祈りごとめいたことでも口吟みたくなつて、(私は、「山上の館」で万物流転の法則を研究するよりも、一杯の「ファティアの夢」に酔つて健康な己れを感じたい唯物至上派でございます。
— 牧野信一 『ファティアの花鬘』 青空文庫
「……即ち、ヘラクライトスは常住の実体を根底より否定し、世界の真相は生成を以てなさるべきものとなしたる為に、クセノフアネースの思想を継いだエレア学派との激しい論争を醸すに至つたのであるが、飽くまでも万物流転の説に立脚して……」 重い抑揚のあるH教授の声量が、快く私の鼓膜を打つた。
— 牧野信一 『妄想患者』 青空文庫
」とBは、万物流転説を遵奉するアテナイの大言家の声色を唸りながら未練も残さずに出て行った。
— 牧野信一 『吊籠と月光と』 青空文庫
ヘラクライトスは「万物流転」といいました。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
したがってこの「万物流転」と「相対依存」とは、まさしく因縁という母胎から生まれた、二つの原理であるわけです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
縦(時間的)から見れば万物流転、横(空間的)から見れば相対依存、この二つの原理は、実に疑うことのできない、宇宙の真理です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
もちつ、もたれつという「相対|依存」の関係も、万物は移り変わるという「万物流転」の原理も、ことごとくみなこの「因縁」という母胎から生まれてくる真理であることは、すでに述べたとおりです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
私達は全地球が一個の点であり、人生が妄想であり煙りでありとして永遠の神性を信じながら「山上の館」で万物流転の法則を研究するよりも、一杯の「フアテイアの夢」に酔つて、健康な己れを感じる唯物至上派でございます。
— 牧野信一 『山彦の街』 青空文庫
作例 · 標準
仏教の教えには、万物流転という思想が深く根ざしている。
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桜の花が散るのを見て、彼女は万物流転の儚さを感じた。
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歴史を振り返れば、まさに万物流転、世の移ろいを感じずにはいられない。
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