有るたか
あるたか
動詞
標準
文例 · 用例
そういう内に、何と云っても児供は児供でどんな面白い事があったか、苦の無い笑声を立てて騒ぎ出した。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
正月の何日頃であったか、表の呉縁に朝日が暖くさしてる所で、自分が一人遊んで居ると、姉が雑巾がけに来て「坊やはねえやが居なくても姉さんが可愛がってあげるからね」と云ったら「ねえやなんか居なくたってえいや」と云ってたけれど、目には涙を溜めてたそうである。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
僕も余りそんな所へ出るは嫌であったから家に居る。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
僕も承知しているのだ、今御膳会議で二人の噂が如何に盛んであったか。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
なるほどそうであったか、姉は勿論母までがそういう心になったでは、か弱い望も絶えたも同様。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
奈良朝においては、以上八十七の音が区別され、当時の言語は、これらの諸音から成立っていたのであるが、それでは、これらの諸音の奈良朝における実際の発音はどんなであったかというに、これは到底直接に知ることは出来ないのであって、種々の方面から攻究した結果を綜合して推定するのほかない。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
極めて古くは最初にt音があったかとおもわれるが、奈良朝時代にもそうであったかどうか、決定しがたい。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫