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千石船

せんごくぶね
名詞
1
標準
large junk, with capacity for 1,000 koku of rice
文例 · 用例
泣かゆるに日は照り暑し湯気立てて蟶を今|釜に煮沸す照る砂に雷管のごと花落す朱欒一木が老いてお庭に棟瓦千石船の朱と碧は正目仰ぎて深き雑草鍋二つ汲水場に伏せて明らけき夏真昼なり我家なりにし白栄に蛇奔る裏堀は水紋の動き光とありつつ我が書斎たりし隠居家は、なほ遺れども、既に久しく鎖しぬ。
北原白秋 夢殿 青空文庫
諸国船歳の塩鰤|競りあぐと寒もものかは裸でおらぶ千石船師走業我が家の市は大歳と千石船の群れて泊てにし南風にして千石船の箱ぐるま金比羅までも我は曳かせつ篦篦や篦、漆掻く篦、篦はよし、色掻き交ぜ、たらりとよ、垂りしたたらす。
北原白秋 夢殿 青空文庫
やあ、千石船よりもまだ大きいぞ。
菊池寛 船医の立場 青空文庫
身延から江尻の港へふらふらと降りて見たところ、三十五反の真帆張りあげた奥地通いの千石船が、ギイギイと帆綱を渚の風に鳴らしていたので、つい何とはなしに乗ったのが持病の退屈払い。
仙台に現れた退屈男 旗本退屈男 第七話 青空文庫
大阪天満の橋の下千石船に帆をあげて。
竹久夢二 青空文庫
彼の家は代々の分限者で、彼が親から身代を譲りうけた時には、千石船が五|艘もあったといわれていましたが、根が風流人の彼のこと、さしもの大きい身代も、次第次第に落ちぶれて、あげくのはては、家や屋敷も人手に渡さなければならぬようになりました。
高神覚昇 般若心経講義 青空文庫
これはしかし、千石船か何かで、野郎の船頭を詠んだので御座いましょうが、川船の女船頭が、梶座に腰を掛けているのに、後から風が吹いて、アレあの様に乱れ毛が頬に掛るところは、なんとも云えませんな。
江見水蔭 悪因縁の怨 青空文庫
結城縞の着付に八反の三尺帯を鉄火に締めた、二十歳程のいなせな男――それはお春に三つましの兄人で、十七の時から鳶人足の仲間にいたが此の頃船乗りの知辺を頼って、千石船の舟子となり、明日にも江戸から遠州灘を乗り切って大阪|港へ下る事となり、暫しの別れを告げるために家へ帰ったものでありました。
三上於兎吉 艶容万年若衆 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、千石船は海上交易の重要な担い手だった。
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その博物館には、千石船の模型が展示されている。
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「昔は、千石船で全国各地へ米を運んだものです。」
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