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地窓

じまど
名詞
1
標準
floor-level window
文例 · 用例
「いき」な建築は円窓と半月窓とを許し、また床柱の曲線と下地窓の竹に纏う藤蔓の彎曲とを咎めない。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
慶三は或晩そよとの風さえない暑さに二階の電気を消して表の縁側は勿論裏の下地窓をも明放ちお千代と蚊帳の中に寝ていた時、隣の家――それは幾代という待合になっている二階座敷の話声が手に取るように聞えて来るのに、ふと耳を傾けた。
永井荷風 夏すがた 青空文庫
なんだと思って開けてみたら、違棚のほうは衣裳戸棚に、下地窓のついた三方壁の古式の袋床は、天井まで白いタイルを張りつめたトイレ兼用のシャワーになっていた。
久生十蘭 我が家の楽園 青空文庫
この下地窓の展望は先づ横臥しながら見てゐなければ、窓が小さくて見ることが出來なかつた。
室生犀星 帆の世界 青空文庫
」    ……   ……   …… 私が三階に登つて行つた時には、たしかに滿子は私のまはりを見てゐなかつたのに、下地窓の障子を開けた時に隣の間に疊ずれの音がしたが、氣のせゐだと思ひ、遙か三十米の下の浴槽を見下ろしてゐた。
室生犀星 帆の世界 青空文庫
私はふたたび疊ずれの音を耳に入れ、若しやといふ懸念からそつと下地窓の障子を閉め、單に私は晝寢をしてゐるふうをこの場合裝はねはならなかつたことを、いち早く實行したのである。
室生犀星 帆の世界 青空文庫
(冬なお暖かい太平洋に風が吹き、涼を求めてくれなずむ船のれんじまどに身をよせる。
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
きのもきどくろじまどくろんをさぐれよながるだのおくへとゆんでとすすむべし 三人は、このふしぎな文句を、なんども、口の中でとなえながら、ながいあいだ考えていましたが、やがて、ひとりが、ポンとひざをたたいて、口をひらきました。
江戸川乱歩 怪奇四十面相 青空文庫
作例 · 標準
夏の暑い日でも、地窓を開けておけば風が通り抜けて涼しい。
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伝統的な日本家屋には、採光や通風のために地窓が設けられていることが多い。
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「この部屋は地窓のおかげで、床に座っていても外の景色が見えて開放感があるね。」
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地窓(じまど) — 幻辞.com