粘膜
ねんまく
名詞頻度ランク #23305 · 青空 46 例
標準
mucous membrane
文例 · 用例
舌や口蓋や鼻腔粘膜などよりももっと奥の方の咽喉の感覚で謂わば煙覚とでも名づくべきもののような気がする。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
さうして其※入した酸漿の根が知覺のないまでに輕微な創傷を粘膜に與へて其處に黴菌を移植したのであつたらうか、それとも毎日煙の如く浴せ掛けた埃から來たのであつたらうか、それを明らめることは不可能でなければならぬ。
— 長塚節 『土』 青空文庫
彼は腹に一|杯になる迄には、缺けた齒齦で噛んで嚥下して、更に次の箸が口まで來る其の悠長な手の運動が待遠で口腔の粘膜からは自然に薄い水のやうな唾液の湧いて出るのを抑へることが出來ない程であつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
粘膜のやうに赤く濕ひを持つた二つの道筋を傳ひて冷たく垂れた洟を彼は啜りながら、箸を横に持ち換へて汁椀の鹽辛い干納豆を抓んで口へ入れたり茶碗の中へ撒いたりして幾杯かの飯を盛つた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
針の孔ほどの狭い隙間から出入りする呼吸は、喉頭部の粘膜に摩擦して、ひいひいと音をたてた。
— 平林初之輔 『二人の盲人』 青空文庫
頓死かも知れない――さっき僕が指摘したように」「もちろん頓死じゃありませんよ」と帆村は首を振って、「ごらんにならなかったでしょうか、あの婦人の口腔の中の変色した舌や粘膜を。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
途端に鼻粘膜に異様な鋭い臭気を感じたのだった。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
お千殺しの現場に落ちていた血痕も、これを顕微鏡下に調べてみれば、そこに特徴ある粘膜の小片が発見されたに違いなかったのである。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
作例 · 標準
風邪をひくと、鼻の粘膜が炎症を起こして鼻水が出る。
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口腔内の粘膜は、傷つきやすいので注意が必要だ。
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薬は粘膜から吸収されるものもあり、効果が早く現れる。
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ウィキペディア
粘膜 は、上皮細胞に覆われた外胚葉由来の上皮層である。吸収と分泌に関わる。さまざまな体腔に配置し、外部環境や内部臓器に面している。鼻孔、唇、耳、生殖器、肛門などあちこちで肌とつながる。
出典: 粘膜 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0