黙移
もくい
名詞
標準
文例 · 用例
人心観想の黙移実に驚くべきかな。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
妻はさきに「黙移」を著し、相馬一家の自伝的なものはそちらに述べているのであって、本書はどこまでも「一商人として」の著であることを一言しておく。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
良は、彼女がその著「黙移」の中で言っている通り、押川先生の教え子であり、先生の高弟島貫兵太夫氏は兄弟子に当り、幼年時代からその懇切な指導を受けたものであった。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
その事情は私が新たに語るまでもなく、妻がその著「黙移」の中で詳しく述べているから、ここにはそれを引くことにする。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
――(「黙移」) 当時我々が郊外において将来有望の地と見込をつけたのは、文士村と称されていた大久保の新開地、淀橋、角筈、千駄ヶ谷方面であったが、本郷からこの辺まで約二里半の道である。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
再び「黙移」を引用。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
――(「黙移」) ここにもある通り、その時浅野はお得意の最も集中した千駄ヶ谷を主として、今の代々木駅付近を希望したので、我々は浅野につれられてそちらから初めに見てまわり、新宿の方へ出たのであった。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
その動機は妻が「黙移」に書いているからここには省くが、とにかく先生はその時代におけるたしかに驚嘆すべき存在であった。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫