棒材
ぼうざい
名詞
標準
文例 · 用例
広い桜の生わった野道を、多勢の子供にぞろぞろとあとをつかれながら、赤いトルコ帽に、あさぎの服を着た楽隊を先頭にして、足に高い棒材でつぎ足しをし、顔を白粉や何で可笑しくそめた男が、ジョーカーのような帽子をかぶって、両手をはげしく振り、腰を曲げて調子をとりとりねって行く。
— 宮本百合子 『「禰宜様宮田」創作メモ』 青空文庫
片側通行止で、まだ工事につかったセメント樽、棒材、赤いガラスをはめこんだ通行止の角燈などがかためて置いてある。
— 宮本百合子 『乳房』 青空文庫
道ばたにセメント樽、曲った古レール、棒材がころがっている。
— 宮本百合子 『モスクワの辻馬車』 青空文庫
棒材がなげ出してある。
— 宮本百合子 『新しきシベリアを横切る』 青空文庫
誰か、棒材を持った奴がロマーシを襲った。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫