肉体労働
にくたいろうどう
名詞
標準
manual or physical labor
文例 · 用例
冬の水は冷たい、だから肉体労働をしたことのない私の手はヒビだらけだ。
— 種田山頭火 『私の生活』 青空文庫
人力車夫と同じ肉体労働者です。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
身体の調子は頗る良いのだが、肉体労働が少し過ぎるらしい。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
が、彼よりはげしい肉体労働に堪え得る人間はほとんどなかったし、また確かに彼は、彼と同体量の拳闘家としては私の会ったことのある人のうちでは最も優れた拳闘家の一人だった。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
だが、はげしい肉体労働に彼ほど耐えうる人間はほとんどなく、また確かに同じ重量級では、私の見たうちでも拳闘家として一流の部類に入るだろう。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
行乞は一種の労働だ、殊に私のやうな乞食坊主には堪へがたい苦悩だ、しかしそれは反省と努力とをもたらす、私は行乞しないでゐると、いつとなく知らず識らずの間に安易と放恣とに堕在する、肉体労働は虚無に傾き頽廃に陥る身心を建て直してくれる、――この意味に於て、私は再び行乞生活に立ちかへらうと決心したのである。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
労働と消費とがそれぞれに違った階級に属していること、肉体労働と精神労働とが極端に分裂していること、労働の極端な専門化、都会と農村との分裂など資本主義そのものが本質的に持っている諸矛盾が文化の上にも強力に反映して来ている。
— 宮本百合子 『今日の文化の諸問題』 青空文庫
家庭教師、通訳、翻訳その他の知的労働の範囲から、生活の必要は学生たちを肉体労働へ追いたてている。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、父の跡を継ぎ、肉体労働で生計を立てている。
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