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青眉

あおまゆ
名詞
1
標準
文例 · 用例
せっかく親から享けたあたら眉毛を剃り落し、嫁入り前の若い身で一たん青眉にし、その上へすすきの葉のようにほそい放物線を描いたりしているのは、あまり美的なものとは言えないのである。
上村松園 眉の記 青空文庫
私はもちろん美しい新月のように秀でた自前の眉に美と愛着は感じてはいるが、その秀でた美しい自前の眉毛を剃り落したあの青眉にたまらない魅力を感じているひとりなのである。
上村松園 眉の記 青空文庫
青眉というのは嫁入りして子供が出来ると、必ず眉を剃り落してそうしたものである。
上村松園 眉の記 青空文庫
結婚して子供が出来ると青眉になるなどは、如何にも日本的で奥ゆかしく聖なる眉と呼びたいものである。
上村松園 眉の記 青空文庫
いつの頃からかこの青眉の風習が消え失せて、今では祇園とかそういった世界のお内儀さんにときどき見受けることがあるが、若いひとの青眉はほとんど見られない。
上村松園 眉の記 青空文庫
まして一般の世界にこの青眉の美をほとんど見出すことは出来ない。
上村松園 眉の記 青空文庫
青眉は子供が出来て母になったしるしにそうする――言い代えれば母の眉とも称うべきもので実にめでたい眉なのである。
上村松園 眉の記 青空文庫
十八、九で嫁入りして花ざかりの二十歳ぐらいで母になり、青眉になっている婦人を見るとたまらない瑞々しさをその青眉に感じるのである。
上村松園 眉の記 青空文庫