実業学校
じつぎょうがっこう
名詞
標準
vocational school
文例 · 用例
女は日本橋檜物町の素人屋の二階を借りて棲んでゐる金貸しをしてゐる者の娘で神田の実業学校に通うてゐた。
— 田中貢太郎 『水郷異聞』 青空文庫
女は日本橋|檜物町の素人屋の二階を借りて棲んでいる金貸をしている者の女で、神田の実業学校へ通うていた。
— 田中貢太郎 『水郷異聞』 青空文庫
実業学校の卒業生は上級学校へ入れないことになったという事実には、それらの少年たちへのむごさがあると思う。
— 宮本百合子 『今日の耳目』 青空文庫
自分一人の儲け、自分一人の立身出世、それを狙うことの愚かさは云うをまたないことであるのだけれど、ひる間は勤めて夜は実業学校へ通っている少年たちの心の目あては、十人が十人果して功利的な儲けや出世にとどまっていただろうか。
— 宮本百合子 『今日の耳目』 青空文庫
昭和十一年三月という、今日では殆ど用に足りない古い統計でさえ、甲種実業学校の入学志願者は十九万人近く、入学者は十万五千三百九十八人という数を示している。
— 宮本百合子 『今日の耳目』 青空文庫
かつて実業学校長会議の席上にて愚説を述べたことがある。
— 新渡戸稲造 『教育の目的』 青空文庫
まだ中学生の頃与里の家を訪れると、そのころ実業学校の生徒であつた玄也は、弟の友達風情と口をきくのも恥であるといふ気合で、ひどく気取つて腕を組み駄夫をジロリと睨んだりなぞしてゐたものだ。
— 坂口安吾 『竹藪の家』 青空文庫
時々留置場へブチ込まれたりしてゐたが、その実業学校も満足には卒業しなかつたものらしい。
— 坂口安吾 『竹藪の家』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、社会人野球の実業団チームで活躍していた。
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このスポーツクラブは、大手企業が支援する実業団チームとして有名だ。
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実業団の選手として、日々厳しいトレーニングに励んでいる。
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ウィキペディア
実業学校 とは、現在の学校教育法に基づく制度が実施される前のかつての日本で、義務教育修了者に対して中等教育相当の職業教育を行っていた学校のことである。教育を行う職業教育に応じ、「農学校・農林学校」「工業学校」「商業学校・実業学校」「商工学校」などと呼称した。現在の商業高等学校・工業高等学校・農業高等学校・実業高等学校・総合高等学校などの前身となっている。
出典: 実業学校 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0